アパート経営やマンション経営ってどう?
最近、アパート経営を考える人も増えてきた。
古いアパートを買い取って、改修した後でそれなりの家賃で貸し出す「職業大家さん」というのも、一時話題になった。
アパート経営というと、そうやって文化住宅を思い出すが、規模も戸数も様々のようだ。
テラスハウスやマンションなども、アパート経営のうちだ。
だから老後にアパートの大家さんを考えるというのも、一つの考えだろう。
しかしアパート経営には、土地と建物が必要になる。
親から譲り受けた不動産などがあればいいが、一からアパート経営を始めるには、それなりの資金が必要になってくる。
土地を買ってそこにアパートを建てるだけの資産や、その金を銀行や信用金庫から借りることができるなら、できないことでもない。
毎月の家賃収入が、借り入れ金の返済額より多ければ、経営も成り立つだろう。
また最近は、土地だけ持っていて、不動産会社やハウスメーカーがアパートやマンションを建て、利益を地主と折半するようなやり方もある。
資産ゼロからでは、なかなかアパート経営はできないが、逆に言うとそれは参入障壁が高いと言うこと。
参入障壁が低いと、新たな参入者が続々参入してきて熾烈な競争になってしまうが、参入障壁が高いと、一旦成功すれば、ずっとその成功をキープできる。
今はアパート経営も、昔の大家さんの仕事より、やることは減った。
、入居者はエイブルなど不動産会社に集めてもらったり、入居者のトラブルも保険や不動産会社に頼むことができるので家賃の入金管理などをやっていればいい。
その分、取り分は減るけれど、確実に仕事は楽で、住人と顔を合わす必要もない。
ただしアパート経営は、入居率が重要だから、魅力的な物件を造って維持する必要はある。
高い金を払っても住みたいような物件を持ち、入居率が100%に近い状態にできるかどうか、その辺も調べておいた方がいい。
マンション一戸経営・マンション投資
アパートの場合は、アパート一棟を貸し出す形だが、マンションを一戸だけ貸し出すという方法もある。
昔、財神こと、お金儲けの神様・邱永漢さんの本に、マンションを1戸とか2戸だけ手に入れて、それを他人に貸して家賃収入を得るという方法がのっていた。
もう30年くらい前の話だが、立地条件のいい分譲マンションを手に入れて、それを他人に貸し出すわけだ。
当時は毎年のように家賃が上がっていった時代だったので、最初の数年は購入したマンションの購入代金の返済だけで終わってしまうが、やがて家賃が上がって、プラスになると言うモノだった。
まあ、返済だけでも終われば、手間だけでマンション一戸手にはいるわけだから、良い投資と言えば、確かにそうだっただろうね。
今は、マンションやオフィスが過剰なので、一般的には家賃が下がる傾向にあり、これはまだまだしばらく続くだろうから、こういう形の投資は難しいが、何かのヒントにはなるだろうね。