起業・開業のイメージトレーニング、従業員を考える
起業・開業のイメージトレーニングの続き。
起業や創業の経験がない人にとっては、起業や創業というのはイメージするのが難しい。
畳の上の水練ではないが、とにかくイメージトレーニングをしつつ、実際に歩き回って創業プランをたてるしかない。
で、創業するための準備の1つに、雇用がある。
つまり、人を雇って仕事をしてもらうってことだ。
最初は自分一人で仕事を始めてもいいが、一人ではやはり心許ない。
一人で対応できることには限度があるし、役所や税務署に行く間は店を閉めないといけなかったりすると、チャンスロス(機会損失)が発生する。
だから自分がいない間、店を守ってくれる従業員を確保しなければいけないわけだが、早々都合良く人が来てくれるわけではない。
親戚や知り合いに手伝ってくれる人がいればいいのだが、アルバイトや専業の従業員を雇わないといけないってことがどうしても起こってくる。
そういう場合、求人広告などに募集を出すことになるわけだが、募集をかけたからと言って、すぐに適材を採用できるわけではない。
そういう分野の仕事の経験がない人が来た場合は、仕事になれて知識を得るまでに時間がかかるし、同じ分野の仕事の経験者が来たとしても、柔軟性がなくて自分のところの事業には合わないこともある。
そういう人を雇ってしまうと、なかなかクビにもできないし、かといって業績が上がるわけでもなかったりするから、あとでかなり後悔する羽目になる。
人を見る目があるかどうかは、経営者の資質の一つだろうが、どういう人に来てもらいたいか、まずそこをハッキリさせ、それに適合した人材を根気よく捜すしかない。
もちろん事業が軌道に乗るまでは売り上げも少なく、人件費は大きな負担となるわけだから、それまでは家族労働やパートタイマーにたよることになるわけだが。