経営者の仕事って何
起業すると言うことは、経営者になると言うことだ。
となると、経営について、基礎的な知識が必要になる。
会社経営するには、経済知識、会計の仕組みなど、いくつかのことを理解していないと困る。
まず大事なのは、お金の流れや、収益と支出だ。
サラリーマンの時は、毎月決まった額が収入として入ってきたが、経営となるとそうは行かない。
毎月毎月、売り上げを上げないと、やっていけない。
その一方で、決まった額が毎月出ていく。
仕入れや従業員の給料、光熱費、店舗費など。
だからまず、毎月いくらくらいの売り上げが必要なのか、それが分からないといけない。
それによって売り上げをどう上げるか、方策も練らないといけない。
サラリーマン時代のように、ただ頑張って働くだけでは、だめなのだ。
そして経営をするにあたって、数字を読む力も必要になってくる。
経営者見習いの状態で、そんなことをするのはなかなか難しいが、数字の推移は常に気にしておかないといけない。
受験勉強は、テストの点数が大事だが、経営は、お金の流れがだいじだ。
ただ、すべてを経営者一人でやる必要はない。
取引が複雑になると、会計に詳しい人を雇う必要も出てくる。
簿記などは、自分で学ぶこともできるので、2級くらいの簿記は覚えておいた方が良い。
ある程度経済規模が大きくなればお金の計算は従業員に任せてもよい。
というのも、お金の計算ができても、お金が入ってこなければ経営が成り立たないからだ。
一通りの知識とセンスさえあれば、あとはそれを見るだけでよい。
毎月の売り上げを上げるために、どうするか。
誰を顧客に選び、どういう経済価値を提供するか。
新規顧客をどう集めるか、既存顧客をどう維持するか。
年度の事業計画、予算など、数字で従業員に示して行動の適正化を図らなければならない。
抽象的な言葉は厳禁だ。
常に具体的、具体的。
ビジネスというのは、そうやって具体的に進めることが必要だという。